うきたの給食 10.11 *十三夜給食
- 公開日
- 2019/10/11
- 更新日
- 2019/10/11
学校生活
今日の献立
* くりいりごもくごはん
* わかさぎのからあげ
* だいずとひじきのにもの
* こまつなのみそしる
* きょほう
* 牛乳
今日は「十三夜」です。十三夜とは、「十五夜」の次に美しい月が見られるといわれている日です。
十五夜は、旧暦で8月15日にあたる日のことですが、十三夜はこの十五夜の日からおよそ1ヶ月後にやってくる、旧暦で9月13日にあたる日のことです。新暦に直すと、その年によって日付が変化し、今年はこれが10月11日にあたります。
十五夜と同じように、空が澄みわたり、明るくて美しい満月が見られる日いうことで、十五夜と合わせて十三夜のお月見も大切にされてきました。そのため、十五夜と十三夜、どちらかの片方の月しか見ないことを「片見月(かたみつき)」といって、縁起の悪いこととされていたそうです。
そして、十五夜が別名「芋名月」とよばれるのに対し、十三夜は別名「栗名月」「豆名月」といいます。これは、この時期にちょうど収穫される、栗や豆(枝豆、大豆)をお月さまにお供えしたためです。
また、十五夜は古代中国から伝わった行事であるのに対し、十三夜は日本ならではの風習だといわれています。実際、鎌倉時代に記されたかの有名な「徒然草」にも、十五夜と十三夜は月を眺めるのに良い夜…と述べられているそうで、かなり古くからの風習であるようです。
今日は栗と豆を使った、十三夜給食にしました。
栗は五目ごはんに、豆(大豆)はひじきの煮物に使用しましたが、どちらもよく食べてくれていました。教室を回ると「にものがおいしい〜」「先生!今日のごはん、めっちゃおいしい!」と話してくれる子が多かったです。
宇喜田小の子は、昔ながらの和食もおいしく食べてくれる子が多く、栄養士としてうれしく思っています。日本人として和食の良さを理解し、未来の子供たちに伝えていってもらえたら…と願っています。
今日はあいにくの空模様でお月様を愛でるのは難しそうですが、給食で「十三夜」という行事のことを少しでも理解してもらえたらうれしいです。