うきたの給食 10.7
- 公開日
- 2019/10/08
- 更新日
- 2019/10/08
学校生活
今日の献立
* こうやどうふのたまごとじどん
* はくさいのかおりづけ
* きのこのおろしじる
* たべくらべぶどう
* 牛乳
今日の「こうやどうふのたまごとじどん」は、鶏肉と「高野豆腐」を、玉ねぎなどと一緒に煮て、卵液でとじたものをごはんの上にかけていただきます。
「高野豆腐」は、その名前からわかるように豆腐の1種です。硬めに作った豆腐を小さく切って凍らせ、脱水乾燥させたもので、「凍り豆腐」や「しみ豆腐」という名前でも知られています。
日本で古くから食べられてきた、伝統食品ですが、その起源は名前の由来ともなっている、現在の和歌山県にある高野山のお寺でのこと。
お寺の僧侶は基本的に、お肉を一切使わず、野菜や海藻を材料にした「精進料理」を食べていますが、鎌倉時代、その「精進料理」の1つとして食べていた豆腐が、冬の厳しい寒さで凍ってしまいました。僧侶たちが、翌朝それを溶かして食べたところ、食感がおもしろく、おいしいと評判になりました。保存がきくことも喜ばれ、江戸時代の頃から次第にこれが全国に広がっていきました。名前も当時は「氷豆腐」とよばれていましたが、高野山で作られる豆腐ということから、「高野豆腐」とよばれるようになったそうです。
高野豆腐には、豆腐の持つ栄養が凝縮されており、体をつくるたんぱく質が豊富で、骨や歯をつくるカルシウムや、健康な血液をつくる鉄分なども多く含まれています。よく水分を吸うので、おだしでふっくら煮るととてもおいしくいただけます。
今日はおだしと醤油、みりんなどで甘辛く煮て、卵液でとじてみました。
栄養豊富なので、おうちでも親子丼を作る際などに、ぜひ鶏肉と合わせて使ってみてください!