うきたの給食 12.12
- 公開日
- 2017/12/12
- 更新日
- 2017/12/12
学校生活
今日の献立
* ごはん のりのつくだに
* さばのごまみそやき
* はくさいのおろしポンずあえ
* えのきのうまみじる
* りんご
* 牛乳
今日の給食は、いつも人気の「のりのつくだに」ごはんです。宇喜田小ののりのつくだには、焼きのりを水でふやかし、醤油と砂糖、みりんなどを加えて、トロトロになるまで煮詰めて作った、手づくりです!
「つくだに」とは、小魚や貝、海藻などを醤油やみりん、砂糖などで、濃く煮付けた、日本の伝統的な料理の1つです。かつての江戸の佃島(つくだじま)、現在でいう、東京都中央区の佃(つくだ)というところで生まれました。
時は安土桃山時代。明智光秀が織田信長を襲った「本能寺の変」が起きた時、徳川家康は、自身も身の危険を感じ、急いで現在の愛知県のあたり、三河国(みかわのくに)へ逃げようとしました。このとき、船を集めて家康を助けたのが、現在の大阪府のあたり、摂津国(せっつのくに)佃村(つくだむら)というところの漁師たちでした。
家康は、この時の漁師たちのはたらきが心に残っており、江戸に幕府を開いたとき、彼らを江戸に呼び、隅田川周辺の島を居住地として与え、ここを彼らの故郷にちなんで、「佃島(つくだじま)」と名付けました。彼らはここで漁をして暮らしていましたが、海が荒れて漁に出られない時や漁業繁忙期に備え、小魚類を塩辛く煮込んだ保存食を作り始めます。その後、塩の代わりに、醤油で煮るようになり、これが佃島にちなんで「佃煮(つくだに)」と名付けられ、江戸中に広まったそうです。
そんなすてきなエピソードを持つ「つくだに」ですが、さすが人気メニュー!ご飯の食缶が空っぽのクラスがたくさんありました。
盛り付けられた量を残さず食べて、寒さに負けない体をつくりましょう!!