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学校日記

うきたの給食 11.9 *岩手県郷土料理

公開日
2017/11/09
更新日
2017/11/09

学校生活

今日の献立
* まぜぶかし
* とうふでんがく
* なんぶづけ
* いものこじる
* りんご
* 牛乳


今日の給食は、日本で古くから伝わり、食べられている「郷土料理」を取り入れた給食です。今月は岩手県の郷土料理です。
岩手県は、東北地方に位置し、日本で北海道の次に面積が大きい県です。また、北から南までの距離は189キロメートルと、南北に長い県です。そのため、地方ごとにさまざまな郷土料理があります。

では今日の給食に出した、岩手の郷土料理を紹介すると…
まず「まぜぶかし」。「ふかし」とはもち米をふかしたもの、つまり蒸したもののことです。岩手県では、そこに、秋なら栗やくるみなどの木の実…というように、その時期ごとにとれる食材を混ぜた「まぜぶかし」を作り、季節ごとの味覚を楽しんできたそうです。
「とうふのでんがく」は、久慈市あたりの郷土料理です。厚めに切った硬めの豆腐に、にんにくをきかせた味噌を塗って炭火で焼きあげます。ごはんのおかずに、ドライブ途中のおやつに…と、岩手県の人たちに広く愛されている料理だそうです。
「いものこじる」は、岩手県や山形県では、秋になると、河原など外で仲間とこれを作る集まりがみられるほど、秋のイベントにもなっている料理です。いものことは小さい里芋のことで、肉や野菜といっしょに煮た「いものこじる」や「いもに」は、里芋がとれる秋には、かかせない料理です。

給食ではみなさんが食べやすいように、少しアレンジを加えている料理もありますが、岩手県の味、いかがだったでしょうか。
豆腐の田楽は、昨年度の反省を踏まえ、まずだしと醤油、みりん、砂糖で下煮をしてから、上に甘めのにんにく味噌を塗って焼きました(先日、ちょうど岩手県の豆腐田楽を食べる機会があったので、それを参考に、味噌の味を微調整しました)。味噌を焦がさないように、調理員さんが上手に焼いてくれたので、今年は豆腐もやわらかく、とってもおいしく仕上がりました!
クラスを回っていると、豆腐の田楽を食べて「これ大好き!!」「とうふ苦手だけどこれは食べられます」と子供たちの反応も上々で、ほっとしました。

今日は全校的にとてもよく食べてくれていました。どの食缶も空っぽというクラスがたくさんありました。子供たちが日本に古くから伝わる料理を受け入れ、おいしいと食べてもらえることは、栄養士として何よりうれしく思います。

明日はいよいよ音楽会1日目、音楽会にからめた「おはなし給食」として「レモンドーナツ・シンフォニー」が登場します!!楽しみにしていてください♪