うきたの給食 10.27
- 公開日
- 2017/10/30
- 更新日
- 2017/10/30
学校生活
今日の献立
* きのこごはん
* ハタハタのくろずづけ
* きりぼしとこまつなのごまあえ
* ぶたのさつまじる
* かき
* 牛乳
今日の給食の「ハタハタのくろずづけ」は「ハタハタ」という魚に、小麦粉と片栗粉をまぶして油でカリッと揚げ、黒酢だれにつけたおかずです。
ハタハタは、東北地方以北の太平洋岸と、山陰地方以北の日本海岸で獲れる、大きさ20〜25cm前後の白身魚です。味にクセがなく、身もやわらかいのが特徴で、日本では、県魚にもなっている秋田県や鳥取県、兵庫県などが一大産地となっています。
漢字では魚偏に神(鰰)や、魚偏に雷(鱩)と書きますが、これはハタハタが冬の嵐の雷が鳴る頃、沿岸の海藻に産卵するために、群れになって押し寄せることからや、その豊かな恵みから神の魚といわれたことからついた名前だといわれています。
秋田県には「しょっつる」という特有の調味料がありますが、これは、特にハタハタなどの魚の塩漬けからとった醤油の1種(魚醤)のことで、秋田県ではこのしょっつるを煮汁に、卵(「ブリコ」と呼ばれます)を持ったハタハタや、野菜を煮た「しょっつる鍋」が定番のハタハタ料理なんだそうです。ハタハタがよく獲れる、秋田県ならではの調味料&料理ですよね。
給食では骨まで食べられるよう、硬い頭を除いた小ぶりなハタハタを油でじっくりと揚げています。
黒酢だれは、少し酸味が強めのちょっぴり大人の味でした。子供たちは酸味が苦手な子が多いので、「酸っぱい…」と話す子も多かったようですが、残菜はとても少なくほっとしました。
身がやわらかく、味にクセのないハタハタは比較的食べやすい小魚だと思います。スーパーなどで見かけたら、ご家庭でもぜひ味わってみてください。(頭付きでもじっくり揚げればカリッとしておいしくいただけるはずです!)