うきたの給食 9.21
- 公開日
- 2017/09/21
- 更新日
- 2017/09/21
学校生活
今日の献立
* ありのみカレーライス
* パリパリかいそうサラダ
* ペロンちゃんゼリー
* 牛乳
今日の給食は「カレーライス」!でもカレーといっても、今日のカレーは「ありのみ」カレーライスです。今日まで、たくさんの子に「ありのみってなんですか?!」と聞かれたので、「ヒントは秋が旬の果物だよ!」とお話ししていました。
さてその答えは……「なし」でした!でも、なぜ「なし」のことを「ありのみ」というのかというと、「なし」という名前が、なにもない、という意味の「無し」に聞こえてしまう!おいしいなしが「無し」なんてちょっとかわいそう…ということで、昔の人は「なし」のことを、「有りの実(ありのみ)」とよんだそうです。
なしは、大きくわけて、日本なし・西洋なし・中国なしの3つの種類があります。西洋なしは、いわゆる「洋なし」といわれるなしで、私たちに身近なものだと、「ラ・フランス」などがあります。
日本なしは、8月から10月にかけて旬を迎える、秋の味覚です。「幸水」「豊水」「二十世紀」などさまざまな種類がありますが、どれもとてもみずみずしくて、その約90パーセントは水分でできているそうです。また日本なしは、英語で「サンドペアー」とよばれ、これは日本語に訳すと、「砂のなし」という意味です。たしかにちょっと砂のような、シャリシャリした歯ごたえがありますが、これはみなさんのおなかの調子をととのえる、食物繊維のかたまりによるものです。
今日は、そんな今の季節においしいなし「ありのみ」を、すりおろしてカレーに入れました。カレーを作るとき、隠し味としてすりおろしたりんごを入れたりしますが、それと同じです。なしのさわやかなあまみが、カレーにぴったりです!
今日はカレーということで、どの子も給食時間をとっても楽しみにしてくれていました。でも、なし入りのカレーということを知らない子もいたので、「今日のカレーにはなしが入っています!」と声をかけると、「あ、だから『ありのみ』だったのか!」という声も上がりました。大人でも「梨」を「有りの実」と呼ぶことを知らない人もいる中、よく知っているなぁと感心しました。
そして「ありのみ」の由来を話すと、みなさん「なるほど〜!」と深く納得(笑) さらに「カレーおいしい〜!!」「今日はだいすきなものばっかり!」とたくさんの笑顔をみることができました。さすがカレーの日、今日はうれしいことにどのクラスも完食でした!