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学校日記

うきたの給食 3.17

公開日
2017/03/17
更新日
2017/03/17

学校生活

今日の献立
* シナガック(ガーリックライス)
* アドボ(とりにくのあまずにこみ)
* ニラガ(フィリピンふうポトフ)
* ナタデココフルーツ
* 牛乳


今日の給食は、フィリピンでよく食べられている料理を取り入れた「フィリピン料理給食」です。なぜフィリピンの料理なのかというと、みなさんがとてもお世話になった、ALTの先生のふるさとの国だからです。今日でALTの先生の授業は最後なので、先生のふるさとの味をみなさんにも味わってもらいたいと思い、給食に取り入れました。
また給食時間には、フィリピンがどんな国なのか、紹介するプリントを各クラスに配布しました。

今日の給食のフィリピン料理を紹介すると…まず「シナガック」。
フィリピンの主食は、私たちと同じくお米です。シナガックは、そんなフィリピンの各家庭の朝食に欠かせない「朝の味」なんだそう。ニンニクを香りよく炒めたら、ごはんを加えてパラッと炒めた、いわゆる「ガーリックライス」です。ALTの先生いわく、パセリがのっているのはレストランなどで出る、スペシャルなシナガックなんだそうです。
つづいて「アドボ」。アドボは、フィリピンを代表する料理で、国民食ともいわれます。鶏肉や豚肉、そしてゆで卵やじゃがいもを入れることもあるそうですが、これらをお酢、砂糖、醤油で甘酸っぱく煮込んだ料理です。ちなみに鶏肉と豚肉が両方入るものは、「スペシャルアドボ」なんだそうです。
そして「ニラガ」。ニラガは、豚肉と玉ねぎ、キャベツ、コーン、さやいんげんなどを煮こんだ、ポトフのようなスープです。塩こしょう、そして少しのナンプラーで味付けした、やさしい味です。
最後に「ナタデココフルーツ」です。ナタデココはフィリピン生まれの食べ物で、マンゴーやパインなど、南国生まれのフルーツをあわせたデザートです。給食では衛生管理上出すのは難しいですが、ナタデココとフルーツを生クリームと練乳であえた「フルーツサラダ」というデザートがよく食べられるそうです。

給食向けに少しアレンジしてありますが、今日の給食を食べて、フィリピンという国を身近に感じてもらえたらうれしいです。

実は、アドボは事前に栄養士が試作をし、ALTの先生に実食していただき、お墨付きをもらったレシピで作ったものです。給食は大量調理のため、調味料等は味をみつつ、調理員さんと相談して、量を加減しながら決めました。
お酢を多めに使う煮物なので、酸味が感じられる味で「子供たちにはどうかしら…」とALTの先生と少し心配していましたが、その心配は不要だったようです。給食時間にクラスを回ると、「おいしい!!」と勢いよく(笑)食べてくれている子がたくさんみられました。
ALTの先生と一緒に給食を食べたクラスでは、アドボを指差しながら先生に「これおいしいね!!」と話しかけている子がいたりと、とてもほほえましい光景がみられました。
またアドボのおかわりをしようと長蛇の列ができていて、ALTの先生はとってもうれしそうな笑顔をみせていました。
ALTの先生自身からも「Very Yummy!」と絶賛していただいたので、これからは自信を持ってフィリピン料理が出せそうです(笑)
料理を通して、楽しい交流の時間となったようです。