うきたの給食 3.9
- 公開日
- 2017/03/09
- 更新日
- 2017/03/09
学校生活
今日の献立
* キムチチャーハン
* レバーとポテトのちゅうかあげ
* はるさめスープ
* りんご
* 牛乳
今日の給食の「キムチチャーハン」、宇喜田小の人気メニューの1つなので、楽しみにしてくれていた子も多かったようです。キムチの風味と少しピリッとした辛さがおいしいですね。
この間、給食で「キムチどん」を出した時も紹介しましたが、キムチはお隣の国・韓国生まれの食材で、韓国の人たちの食生活に欠かせない漬物です。
「キムジャン」という言葉を聞いたことがありますか?「キムジャン」とは、韓国で行われる、あるイベントのことです。どんなイベントかというと…韓国の人たちが一斉にキムチを漬けるイベントなんです。韓国の国内全域で行われます。
韓国は、冬の寒さがとても厳しく、昔は野菜がなかなか手に入りませんでした。そこで、本格的な冬が来る前に、各家庭で一冬分のキムチを漬ける、「キムジャン」という習慣が生まれました。なんと韓国では11月から12月にかけて、天気予報ではキムチを漬けるのにぴったりの時期を知らせる「キムジャン前線」なるものが発表されるほど、冬の一大行事なんだそうです。
「キムジャン」の時期が近くなると、市場やスーパーでは、白菜や大根などの野菜が山積みになり、人々の活気であふれます。かつて、大家族が同じ屋根の下で暮らしていた時代は、100株以上の白菜をキムチにしたそうです。
そして、大量に漬けたキムチは、大きなカメに詰めて、このカメをわらで包んで土の中に埋めて保存します。土の中は一定の低温に保たれるので、長く保存できるというわけです。また、このカメを置く専用の小屋があり、大切に保管されるので、次の年の春まで、キムジャンキムチはおいしく食べられるそうです。韓国の人々は、まさに「キムチとともに生きている」、といった感じですね。
今日は、見事にどの食缶も空っぽ、というクラスがほとんどでした。
給食後も「キムチチャーハンおいしかった!」「今日の給食、どれもおいしかった!!」とうれしい言葉をかけてくれる子がたくさんいて、キムチチャーハンとレバーの人気ぶりを実感しました。私自身もそうなのですが、校長先生から「おうちでレバーは食べないけど、給食のレバーの料理はどれもおいしくて、嫌いという子は一人もいなかったよ」とうかがい、「給食の力」を感じました。あまり得意でないものを給食だと食べられる、というのは、もちろん給食の調理法も大きいところですが、みんなで一緒に、楽しく食べる環境下にあるという点も、大きな理由の1つなのではないでしょうか。