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学校日記

うきたの給食 3.8

公開日
2017/03/08
更新日
2017/03/08

学校生活

今日の献立
* しらすわかめごはん
* さばのみそだれやき
* こまつなのおひたし
* さといものにもの
* 牛乳


今日の給食の「さといものにもの」は、里芋や玉ねぎ、たけのこなどの野菜と、厚揚げ、こんにゃくなどをやさしい味で煮たおかずです。里芋は一度油でさっと素揚げしてから煮ているので、表面はサクッと、中はねっとりした食感に仕上がり、おいしく仕上がります。
里芋は、じゃがいもやさつまいもなどと同じく芋の仲間で、世界中で親しまれている野菜の1つです。安くて栄養のある食べ物として、人々の食生活を支えてきました。
東南アジアや太平洋諸島など、南の国々でよく食べられている「タロイモ」という芋があります。太平洋のポリネシアという国では、すりつぶしたタロイモが伝統的な主食なんだそうです。そのタロイモの仲間が…「里芋」です。
里芋は、日本にはなんと稲作が始まるより前に伝わったそうです。江戸時代までは、里芋が芋類の代表格で、さつまいもやじゃがいもが日本に伝わった後も、長い間生産量の多かった野菜でした。
最近は1970年代と比べると、生産量はおよそ半分になってしまっていますが、それでも里芋は、正月のおせち料理や全国各地の「芋煮会」など、日本の食卓に欠かせない存在です。里芋は、親芋に子供の芋が、そしてその子供の芋にまた孫の芋がついて増えていくことから、子孫反映の縁起のいい食材としても、大切にされてきました。
名前の由来も、山でとれる「山芋」に対して、里でとれるから「里芋」とよばれるようになったそうで、古くから日本の風景とともに親しまれてきた野菜なんですね。


私はいつも里芋の煮物は、皮をむいてそのまま煮ていたので、今回初めて素揚げした里芋の煮物を食べました。そのまま煮たものと比べると食感なども全く違い、油で揚げているので煮汁もコクがあって、おいしくいただきました!
給食後「今日のさといものにもの、おいしかったです〜!!」と里芋好きの子が職員室に伝えにきてくれました。里芋を茹でて醤油をかけて食べるのが大好きなんだそうで、「そこにバターちょっとたらしてもおいしそう…」とつぶやくと、「お、お、おいしそう…!!」と2人でにんまりしてしまいました(笑)
おいしいものの話をしているだけで、自然と笑顔になりますね。
明日は人気メニューの「キムチチャーハン」です。お楽しみに!!