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学校日記

うきたの給食 2.3

公開日
2017/02/03
更新日
2017/02/03

学校生活

今日の献立
* いわしのかばやきどん
* きゅうりとキャベツのゆかりづけ
* みぞれじる
* いろどりまめ(←写真はみつを大豆にからめているところです)
* 牛乳


今日2月3日は「節分」です!
今夜は、豆まきをしたり、自分の年の数だけ豆を食べたり、「ひいらぎいわし」をかざったりするおうちもあるかもしれませんね。
日本には春夏秋冬、四季がありますが、暦の上ではそれぞれの季節が始まる日を「立春(りっしゅん)」「立夏(りっか)」「立秋(りっしゅう)」「立冬(りっとう)」といい、これらの前日を「節分」といいます。つまり「節分」というのは、4つの季節の分かれめのことです。昔は、2月4日の立春から新しい年が始まっていたため、4つの節分の中でも、立春の前の節分は大切な節目の日。今でいう大晦日にあたるので、新年に悪いことが起こらないよう、そして福を呼び込むため、さまざまな行事が行われるようになり、やがて、節分といえばこの日をさすようになりました。
では、節分に鬼をやっつけるのはなぜでしょう?それは災害や病気など、目に見えないおそろしい出来事は鬼のしわざであり、特に新しい年や季節の変わり目に鬼がやってきやすいと考えられていたため、節分に鬼退治をするようになったからです。
鬼退治のなかでも特に、昔、節分に行われていた「ついな」という行事のひとつである、「豆打ち」が、現在まで豆まきとして広くおこなわれるようになりました。また、鬼が嫌いな「においのきつい鰯の頭」と「痛い柊(ひいらぎ)のトゲ」を玄関にいっしょにかざる「柊鰯」も、節分の風習としてよく知られています。

そんな節分の今日の給食は、鰯を使った甘辛い「かばやき」と、大豆をきなことココアで甘くコーティングした「いろどりまめ」をつくりました。いわしと大豆を残さず食べて、この1年にたくさん福を呼び込み、元気にすごせるよう願いましょう!


今日は、給食を見て「あ、今日は節分だからおまめなんだね!」と気付ける子がたくさんいました。行事と食事を結び付けられる子が多く、栄養士としてうれしい限りです。
「もう1つ、節分にちなんだごはんがあるんだよ、何かわかるかな?!」とたずねたところ、鰯と気付くことができたのは、数人しかいませんでした。やはり自分が子供の頃に、よく見かけた、玄関先の「柊鰯」の風習は、あまり見ない光景になってしまっているのかもしれないな、と少しさみしい気持ちになりました。
現在では失われつつある日本の食文化や風習なども、子供たちにきちんと伝えていければと思います。