うきたの給食 1.30
- 公開日
- 2017/01/30
- 更新日
- 2017/01/30
学校生活
今日の献立
* まつぶたずし
* あつあげとぶたにくのたいたん
* かぶとみずなのしろみそしる
* りんご
* 牛乳
今日の給食も「学校給食週間」の取り組みとして、私たちの住む日本各地のふるさとの味・郷土料理を取り入れた給食です。
最終日の今日は、京都府の郷土料理です。
京都府の料理というと…どんなものが思い浮かぶでしょうか?!
京都府の食というと、「京料理」や「精進料理」がよく知られています。季節感を大切にし、食材の味を活かした味つけで、器にも心を配る「京料理」は、日本料理の代表格でもあります。またお寺では、肉や魚を一切使わない「精進料理」も発達しました。
そして、これらの料理で欠かせないのが「京野菜」です。京野菜とは、京都地方だけで栽培されている伝統的な野菜のことです。私たちもよく知っている、南瓜や茄子、ごぼうなどの野菜も、私たちが見慣れている姿ではなく、変わった形や色をしています。ぜひ京都に行ったら、お店に売られている野菜にも注目してみてください!
さて今日の給食に取り入れた、京都府の郷土料理を1つずつ紹介すると…
まず1つめに「まつぶたずし」。まつぶたずしは、京都府の丹後地方というところで、お祝いの時に食べられる料理です。「まつぶた」とは、松の木でできたお餅を入れる細長い箱のことで、この容器にお寿司を敷き詰めて作ることから、「まつぶたずし」といいます。ごはんの具に、甘辛く煮たサバのそぼろが入るのが特徴のお寿司です。
2つめに「あつあげとぶたにくのたいたん」。「たいたん」とは、京都の方言で「炊いたもの」、つまり煮物という意味です。京都では厚揚げの入った「たいたん」は、よく作られるおかず(おばんざい)なんだそうです。
最後に「かぶとみずなのしろみそしる」は、京都でよく使われている味噌・白味噌(西京味噌)を使いました。ほんのりと感じる甘みは、白味噌ならではの味わいです。また味噌汁の具には、全国的によく知られている京野菜の1つ・「水菜」を使い、今日はおだしも昆布とさば節でとり、上品な味に仕上げました。
4時間目終了のチャイムとともに、給食室前のサンプルケースを見にやってきた子供たちはみな「今日もおいしそ〜う!!」と歓声をあげてくれていました。
そして給食時間中、クラスを回っていると「先生、今日のみそ汁はこんぶやかつおでだしをとってますか?」と聞いてくれた子がいました。「えええ!なんで?!」と驚いていると、「いつもとはちがう、そんなかおりがしました。」とのこと。
…な、なんと!そんな点にも気付けるなんて!!と驚くとともに、1つ1つの料理をよーく味わってくれているんだなぁ、こちらも1食1食大切につくろう、とあらためて身の引き締まる思いでした。
この1週間で、日本のふるさとの味に親しみを持ってくれているとうれしいです。