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学校日記

ショコラ、お家へ

公開日
2016/12/27
更新日
2016/12/27

学校生活

12月27日(火)雨【窓18・室19】
 朝、信号に立つと、部活動に向かう中学生の集団に会いました。制服姿ではなくみなさん学校のジャージや各部活のウインドブレーカーを格好よく着ていました。信号が赤になるとかなりの集団になります。みなさん、朝7時前なのに眠そうな顔の生徒は一人もいません。お喋りをしたり、じゃれあったり、微笑ましい光景です。そんな中、自転車に乗った大人が信号を見ず、横断歩道を渡っていきます。
 電車が、ホームに進入してきます。大人の座席取りは、この時点で始まっています。扉が開いた瞬間、椅子取りゲームの開始です。勿論、学生は参加していません。大人だけの後味の悪いゲームです。
学校前の交差点、歩行者、自転車ともに赤信号で進みます。今日は、ぶつけられそうになりました。勿論、ごめんなさいの一言はありません。
学校の周りのポイ捨てタバコやごみを拾っていると近所の方が落ち葉を掃いていました。宇喜田の森から出た落葉です。あいさつ、そして何気ない世間話。ほんの数分ですが心が安らぎました。
 校長室でメールを確認していると『こころの東京革命』の文字が目に入りました。『こころの東京革命』は子供に対する訴えではなく、保護者や大人への訴えです。学校から発信をという内容でした。
沖縄問題、中国の空母問題等、連日新聞には戦争を連想させる記事が多く掲載されています。戦場で戦った人、戦争を体験した人が少なくなってきました。現在、終戦の1945年に生まれた方は71歳、真珠湾攻撃の1941年に生まれた方は、75歳です。高度経済成長期に生まれた私たちは、50代後半です。いつの時代も『親が・大人が…』という言葉を残します。
 長崎・広島の原爆投下から、終戦後の様子を記録した映画に『にんげんをかえせ』があります。私が中学社会科の教員をしていた時に必ず見せていました。そして、考えさせました。子どもの時の被ばく映像を大人になった戦後、その映像を見ながら語っている場面で構成されている映画です。モノクロではなくカラー20分。語りは大竹しのぶさんです。その中映画の中で『あのときの大人たちが、もう少し、私たち子どもの事を考えてくれていたら…』という内容の台詞がありました。いつの時代も、その時代に生きた『大人の責任』です。
 子供はやがて大人になります。
『どの子も育つ親しだい!』
『どの子も育つ指導者しだい!』
『どの子も育つ自分しだい!』
 …今日も近所の方から教わりました。

〇ショコラ
 ショコラが冬籠りに入ります。学校には、面倒を見てくれる人がいません。学校で生き物を飼う事、育てることは大変です。校庭の菜園や池は、学校応援団『宇喜田第一住宅GO GOクラブ』の皆さんが面倒を見てくれています。ショコラには学校応援団がまだ見つかっていません。先生方は悩みます。そんな中、ショコラの面倒を見てくれる先生があらわれました。
ありがとうございます。
 4月は学校の校庭、12月からは校内で暮らしていたショコラ。昨日の夜から、家庭の温もりの中でお正月を迎えます。保護者・地域の皆様の中でショコラの応援をしてもらえる方がいましたら連絡をお願いいたします。1週間前後の休業日が発生した時にお願いできればと考えます。来年分を受け付けます。
 昨日、すくすくの児童とショコラに『バイバイ』をしました。