学校日記メニュー

学校日記

小中連携校とは

公開日
2016/12/05
更新日
2016/12/05

学校生活

12月5日(月)はれ【窓・室】
○小中連携校とは
 私は今から28年前、小中連携校に在籍していました。教職について7年目、中3を卒業させた次の年のことです。赴任1年目は5年担任、翌年は中1副担、3年目は中3の担任をしました。小学校6クラス、中学校は、3クラスの学校です。校舎は小中車で20分程度はかかり離れていましたが、校長は一人でした。3年間在籍しましたが様々な経験をしました。北は北海道、南は九州沖縄まで全国から集まった個性ある教師集団が各自最高の『教育』を体感、吸収し、自分のものとして実践していました。
 すべて外国人の英語教師が指導する『英会話』の授業を小学校から取り入れ、小中異校種による教員の異動、毎月行う校内授業研究、年度初めの学年取り組み事項の共通実践、他校との交流など様々な特色ある学校でした。
 土曜日にその教え子たちと話す機会がありました。最初で最後の小学5年生の教え子たち、私のクラスだった児童は4名、他のクラス、中学で社会科を教えた生徒と総勢14名です。
 あれから、28年が経過し、あの5年生は、本校保護者と同年となっていたことに驚きました。
 あの当時と今の教育課程は大きくは変わっていません。遠足、社会科見学、展覧会、運動会と様々な小5の思い出を聞きながら若き青年教師の頃、私の小5時代、今の私など会に持参してくれた写真、アルバム、文集などを見返しながら当時を振り返ることが出来ました。
 小中あわせて1000名以上の児童生徒を一人の校長が統括するには、小中の組織が一つにならなければ進まなかったように思います。小中連携校をつくるには、校長を中心とした組織をつくることができるか、出来ないかが大きな鍵になると思います。
 小中連携と小中連携校、小中一体校は意味が違ってきますが、行き着くところは、『どの子も育つ指導者しだい』と感じました。