うきたの給食 11.15
- 公開日
- 2016/11/16
- 更新日
- 2016/11/16
学校生活
【今日の献立】
* ふきよせごはん
* ししゃものカレーあげ
* ほうれんそうのしらすあえ
* じゃがいもとたまねぎのみそしる
* りんご
* 牛乳
今日の給食の「ふきよせごはん」は、たくさんの具が入っていて、色とりどりな見た目もおいしそうなごはんです。
「ふきよせ」とは、風がふいて、物を一ヶ所に寄せ集めることをいいます。秋の終わりの冷たい風が、木々の下に落ちた色とりどりの葉っぱを寄せ集めた風景から生まれた料理です。日本ならではの、美しい季節の移り変わりを表しています。
このように、日本には、風景から名前がつけられた料理が多くあり、例えば、給食でも出る「沢煮椀」もその1つです。たくさんのせん切りの具材が入った汁物ですが、この見た目が沢を水が流れる様子のようであることから、名付けられた、という説があります。
それから、意外かもしれませんが、「竜田揚げ」も同じように、風景から名付けられた料理です。竜田揚げは、醤油とみりんでしっかりと下味をつけた食材に、片栗粉をまぶして油で揚げる料理のことをいいますが、その名前は、奈良県を流れる「竜田川」という川にちなんでいます。この竜田川は、もみじがきれいなところとして知られていて、油で揚がった竜田揚げの色が、秋のもみじのように赤く色濃く仕上がることから、その名がついたそうです。
こんな美しい名前の料理がたくさんあるなんて、春夏秋冬、四季のある日本ならではのこと。なんとも風情がありますよね!
今日は給食後、「いつも魚が嫌いだけど、今日のししゃもはおいしかったです」「お魚がおいしかった!」と話してくれる子が多く、とてもうれしく思いました。苦手なものが“おいしくて”食べられた、と聞く時ほどうれしいことはありません。
明日は、世界の料理給食・ドイツ編です!!
遅くなってしまいましたが、今月も栄養黒板の隣に、ドイツについて紹介した掲示物を貼り出したので、ぜひたくさんの子供たちに見てもらえたらと思います。