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学校日記

うきたの給食 11.7

公開日
2016/11/08
更新日
2016/11/08

学校生活

今日の献立
* かてめし
* ゼリーフライ
* こまつなのごまずあえ
* なめこととうふのみそしる
* かき
* 牛乳


今日の給食は、日本の「郷土料理」を取り入れた給食です!その地方に古くから伝わる、その地方ならではの料理を「郷土料理」といいます。今月は、私たちの住む東京都のお隣の県・埼玉県の郷土料理です。

埼玉県は、関東地方の中央に位置し、海に面さない内陸県で、首都圏に近いという利点を活かした農業が盛んです。特に野菜は全国有数の産地となっています。なかでも、埼玉県深谷市で生産される「深谷ねぎ」は有名で、埼玉県のねぎの生産量は全国2位を占めます。その他小松菜やかぶなども多く生産される埼玉県、おうちの食卓にも埼玉県産のものが多く見られるかもしれませんよ。
また、もともと稲作に適さない土地柄のため、埼玉県ではお米よりもうどんやさつまいもを多く食す文化が育まれてきたそうです。


では今日の給食に出した、2つの埼玉県の郷土料理を紹介します。

「かてめし」は、埼玉県、特に秩父地方に昔から伝わる料理で、たきあがった白いごはんに、少し濃いめに味付けをした、季節の野菜などをまぜこむごはんです。お米が貴重だった時代に、かさ増しのために残った煮物をきざんで混ぜたのが、このごはんのはじまりといわれていて、秩父地方では「混ぜる」ことを「かてる」ということが、名前の由来となっているそうです。この地域では、おもてなしの料理だったそうですよ。

「ゼリーフライ」は、少し前から「ゼリーフライって…なんですか?!?!」「ま、まさかゼリーを揚げるんですか?!」と何人もに聞かれましたが、このゼリーとは「銭」、つまり小判のことです。見た目が小判の形のようなので、銭フライ、ゼニフライ、ゼリーフライ…と名前が変わってゼリーフライという名前になったそうです。じゃがいもにねぎやにんじん、さらにおからをくわえて、よくまぜたものを小判形に丸めて揚げています。埼玉県行田市というところの郷土料理で、今でもおやつとしてよく食べられています。


特にゼリーフライは、材料とが何かわからず、食べる前に量を減らす…という子もいたようですが、直接、なぜゼリーフライなのか説明を聞いたり、実際に味わってみると「おいしい!」となったようで、残菜はほぼゼロでした!埼玉県の味、新しい発見になったようでよかったです。