うきたの給食 10.19
- 公開日
- 2016/10/19
- 更新日
- 2016/10/19
学校生活
今日の献立
* きのこごはん
* ハタハタのいそべあげ
* こまつなときりぼしだいこんのごまあえ
* とんじる
* かき
* 牛乳
今日の給食の「ハタハタのいそべあげ」は「ハタハタ」という魚に、小麦粉と片栗粉をまぶして油でカリッと揚げ、のり塩をまぶしたおかずです。
ハタハタは、東北地方以北の太平洋岸と、山陰地方以北の日本海岸で獲れる、大きさ20〜25cm前後の白身魚です。味にクセがなく、身もやわらかいのが特徴で、日本では、県魚にもなっている秋田県や鳥取県、兵庫県などが一大産地となっています。
漢字では魚偏に神(鰰)や、魚偏に雷(鱩)と書きますが、これはハタハタが冬の嵐の雷が鳴る頃、沿岸の海藻に産卵するために、群れになって押し寄せることからや、その豊かな恵みから神の魚といわれたことからついた名前だといわれています。
ちなみに、秋田県には「しょっつる」という特有の調味料がありますが、これは、特にハタハタなどの魚の塩漬けからとった醤油の1種(魚醤)のことで、秋田県ではこのしょっつるを煮汁に、卵(「ブリコ」と呼ばれます)を持ったハタハタや、野菜を煮た「しょっつる鍋」が定番のハタハタ料理なんだそうです。
給食では骨まで食べられるよう、硬い頭を除いた小ぶりなハタハタを油でじっくり揚げています。
ハタハタを見て、ししゃもとは異なる見た目に「このおさかななに〜?」「…しっぽもたべられますか?!」と少し不安そうな表情を浮かべる子も少なくありませんでしたが、ひと口食べると「あ、おいしい!!」と笑顔でパクパク!(笑)
身がやわらかく、味にクセのないハタハタは比較的食べやすい小魚だと思います。スーパーなどで見かけたら、ご家庭でもぜひ味わってみてください。