うきたの給食 10.6
- 公開日
- 2016/10/06
- 更新日
- 2016/10/06
学校生活
今日の献立
* まぜぶかし
* とうふでんがく
* なんぶづけ
* いものこじる
* りんご
* 牛乳
今日の給食は、日本の郷土料理を取り入れた給食です!その地方に古くから伝わる、その地方ならではの料理を「郷土料理」といいます。今月は岩手県の郷土料理です。
岩手県は、東北地方に位置し、日本で北海道の次に面積が大きい県です。また、北から南までの距離は189キロメートルと、南北に長い県です。そのため、地方ごとにさまざまな郷土料理があります。
一番特色があるのは、南部の地域にみられる「もち文化」です。この地域では、何か事があるたびに、おもちをついてふるまう風習があり、1年中おもちをよく食べるそうです。もちを使った料理は、なんと300種類あるのだとか。
では今日の給食に出した、岩手の郷土料理を紹介します。
まず「まぜぶかし」は、「ふかし」とはもち米をふかしたもの、つまり蒸したもののことです。岩手県の人たちはそこに、秋なら栗やくるみなどの木の実…というように、その時期ごとにとれる食材を混ぜた「まぜぶかし」を作り、季節ごとの味覚を楽しんできたそうです。
「とうふのでんがく」は、朝の連続ドラマでやっていた「あまちゃん」の舞台にもなった、久慈市あたりの郷土料理です。厚めに切った硬めの豆腐に、にんにくをきかせた味噌を塗って炭火で焼きあげます。ごはんのおかずに、ドライブ途中のおやつに…と、岩手県の人たちに広く愛されている料理だそうです。
「いものこじる」は、岩手県や山形県では、秋になると、河原など外で仲間とこれを作る集まりがみられるほど、秋のイベントにもなっている料理です。いものことは小さい里芋のことで、肉や野菜といっしょに煮た「いものこじる」や「いもに」は、里芋がとれる秋には、かかせない料理です。
給食ではみなさんが食べやすいように、少しアレンジを加えている料理もありますが、岩手県の味、いかがだったでしょうか。
とうふのでんがくは、その見た目が見慣れず、不安そうにしている子や、しっかりとした豆腐の食感や味付けに「うーん…」となってしまう子もみられましたが、食べてみたらおいしいという声も聞け、少しほっとしました。
特にはじめて口にする料理は、食べてどんなことを思い、どう感じるか、本当に人それぞれです。
ポジティブな感想も、時にはネガティブな感想もあると思います。そのなかで「○○県ではこういう料理が食べられているのか!」と少しでも発見があってほしいな、と願っています。