校章・校歌

校章

昭和46年4月1日、本校が第三葛西小学校から分離独立して創立開校されると同時に、初代吉川正吾校長を中心とする校章制定委員会が発足しました。

そして同委員会は、校章図案を本校教職員、児童、保護者、地域から募集しました。募集期間は、4月28日から5月15日までで、応募作品は28点にのぼりました。短い期間に、これだけの作品が応募されたことから、新たに開校された本校に対する児童や保護者、地域の人々の熱い期待が感じられます。また、新設校に赴任してきた教職員も、地域の児童の成長発達の場所として、本校の教育活動を発展させる情熱にあふれていました。

応募された作品は、校章委員会で審査の結果、本校PTA初代会長、梅澤博氏の作品が採択され、7月14日校章として制定されました。

校章の図案は「第五葛西小学校」の校名から、まず五枚の葛の葉(葛は食用はもちろん衣服の材料などにも利用されたものです)を中心から五方へ広がるように並べ、大きな五角形を外回りに、小さな五角形を中央に配して組み合わせ、中心に地名の「葛」の字を入れたものです。

「葛」の葉が、ぐんぐんと伸びるように、第五葛西小学校の児童と学校が、ますます成長発展して欲しいという願いが込められています。

校歌

遠藤 俊夫 作詞
  渡辺 浦人 作曲

1.
  ほら あさかぜに頬を染め
  光り輝く ほほえみを
  ああ 第五葛西の子よ
  すばらしい
  きょうの くらしの虹として
  豊かな ひとに 育とうよ
  葛西 葛西 葛西
  われらの第五葛西小学校


2.
  ほら 太陽に手をあげて
  走るひたいの その汗を
  ああ 第五葛西の子よ
  たくましい
  あすのくらしの 糧として
  強い心に 育とうよ
  葛西 葛西 葛西
  われらの第五葛西小学校


3.
  ほら あかがねの空に映え
  目と目が笑う その顔を
  ああ 第五葛西の子よ
  限りない
  あすの希望の 像として
  光のなかに 進もうよ
  葛西 葛西 葛西
  われらの第五葛西小学校


校章が制定された7月14日に、校歌制定委員会が発足しました。歌詞については、7月20日広く一般公募し、11月26日に締め切りました。

校歌制定委員会は、150点にものぼる応募作品を審査し、遠藤俊夫氏(当時本校教諭)の歌詞を採択しました。ついで、渡辺浦人氏に作曲を依頼し、昭和47年1月22日に制定されました。

歌詞は、明るく楽しい学校、地域の児童をすこやかに育てる学校をめざし、葛西の自然を織り込み、調和のとれた児童の成長を願う内容になっています。曲調は、ハ長調、四分の四拍子で児童にとって歌いやすく、覚えやすい旋律です。この50年間、校歌と校章は、五葛西小学校のシンボルとして、児童を励まし、地域の人々に親しまれてきました。