4年 ブラインドサッカー体験!
- 公開日
- 2017/05/11
- 更新日
- 2017/05/11
できごと
5月9日(火)、10日(水)4年生を対象に、ブラインドサッカーの体験授業がありました。
ブラインドサッカーとは、視覚障害者向けのサッカーのことで、目隠しをしながら行います。視覚障害者の方が行うのに、なぜ目隠し?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、視覚の障害の度合いは人それぞれ。競技を行う人が同じ条件で競技に参加ができるように、目隠しをするのだそうです。ルールはフットサルとほぼ同じですが、攻めるときにゴールまでの距離や角度を伝えてくれるガイドという役割の人がゴールの後ろにいたり、カシャカシャと音が鳴るサッカーボールを使用したりと、工夫されている点もいくつかあります。ちなみに、ゴールキーパーとコーチは目が見える方が行います。
5月9日(火)は埼玉T・Wings所属の加藤健人選手、10日(水)はAvanzareつくば所属の川村怜選手、そしてNPO法人日本ブラインドサッカー協会の小島雄登さん、今加奈子さんが来てくださいました。選手はお二方ともなんと、日本代表選手っ!!すごいです!!
授業は各クラスずつ2時間行いました。まず、アイマスクをしての準備運動です。二人組になって、一人がアイマスクをし、一人がアイマスクをせずに、選手が行う準備運動のまねをしました。アイマスクをしていると選手の動きが全く見えないため、屈伸、伸脚などの分かりやすい運動はいいのですが、名前が分からないストレッチとなると、どんな動きをしていいのか分からなくなる子がたくさん!アイマスクをしていない子が必死にサポートします。「右手をこうするんだよ!」「足はこんな動きをするんだよ!」それでも分かってもらえない時には、友達の体をタッチしながら手取り足取り教えていました。日頃いかに視覚に頼って生活しているのか、本当によく分かりました。
それから、アイマスクをしながら歩いたり、走ったり、実際にボールを蹴ったりと様々な体験をすることができました。危険がないように、必ずアイマスクをする人は一人。周りの子どもたちはサポートをします。ボールが見えない子にボールを渡し、蹴る方向を伝える・・・「こっち!こっち!」では伝わりません。いかに分かりやすく方向を伝えるか、考えながらの体験です。たくさん動いて、たくさん頭を使って、2時間の授業はあっという間に終了時間です。
授業後、「目が見えなくてもできることはたくさん。かわいそうなだけじゃない。」子どもたちから感動の思いが溢れていました。本当に前向きな選手お二人。私たちも「努力すれば夢はかなう!」そんな希望が湧いてくる素敵な授業を体験させていただきました。貴重な時間を、本当にありがとうございました!