国語の学習で、3年生の思い出を発表原稿にまとめ、発表しました。

　この学習のねらいは、なぜ、その思い出を発表しようと考えたのかを聞く人に分かりやすく伝えることができるように、工夫して発表原稿を構成することです。

　まず、どの思い出にするのかを決めました。次に、組み立てを考えて発表メモを作りました。発表メモはこれまで作文を書くときに学んできたように、「はじめ」「中」「終わり」の構成で考えました。「中」には、なぜ、その思い出が心に残っているのかという理由を書くようにしました。発表メモができたら、発表原稿を作成しました。今回は口頭で発表するので、聞いていて内容のまとまりが分かるようにしなければなりません。そのため、「理由は３つあります。」「1つ目の理由は・・・。2つ目の理由は・・・。」というように話のまとまりや順序を伝えてからその内容を話すようにしました。

　発表会では、3年生でみんなで取り組んできた行事や出来事を思い出すことができました。どの行事もみんなで一緒に経験してきたものです。友達の発表を聞いて、自分の取組についても思い出したり、友達が家でも練習をして臨んでいたことを知ったり、長なわの目標が達成できたのは長なわを回してくれた友達のおかげだと感謝したり等々、１つの行事について様々な視点で思い返すことができました。

　これまでの学習で、生活文（学校行事等について文章にまとめる）、読書感想文、意見文、本の紹介文などで自分の考えを文章にまとめることを経験してきました。自分の考えをある程度の長さの文章にまとめることは意外と難しいものです。この1年間学んできたことを生かして、4年生の学習でも自分の考えを分かりやすくまとめたり、発表したりしていってもらいたいと思います。それは国語科だけでなく、全ての教科や自分の生活に役立つものだと考えます。