3年生国語 書き表し方を工夫して物語を書き、発表会を行いました
- 公開日
- 2025/02/14
- 更新日
- 2025/02/14
できごと
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国語の「たから島のぼうけん」で、教科書に描かれている宝島の地図から想像を広げて物語を書きました。自分が実際に見たり聞いたりしたことを作文にまとめたり、調べたことを意見文として表したりすることはこれまでの学習でも行ってきましたが、自分で想像したことを物語としてまとめることはありませんでした。そのため、どのように物語をまとめていけばよいのかを確認しながら学習を進めていきました。
まず、物語の内容を考えました。宝島の地図を基にしてどのような物語が考えられるかを想像してノートにまとめました。このとき、誰が冒険をするのか、どんな事件が起こるのか、その事件をどのように解決するのか、どんな宝物を手に入れるのかを書くようにしました。登場人物の性格なども入れるようにしました。宝島の地図から自分で物語を作っていくこの最初の部分でが難しかったようです。登場人物や出来事などを自分で自由に設定できるがゆえにどのように設定してよいのか迷うのです。登場人物のキャラクター設定や宝島でどのようなことが起きたのかを考えることができると、想像もふくらみ、物語の内容をまとめることができました。
物語の全体像を考えた後に構成を考えました。目安は原稿用紙3枚分(1200字)です。これまで学んできたように「はじめ」「中」「終わり」の構成で物語の組立を考えました。原稿用紙3枚にまとめるので、「はじめ」に原稿用紙半分(200字)、「中」に原稿用紙2枚分(800字)、「終わり」に原稿用紙半分(200字)を目安に構成を考えました。その後、実際に原稿用紙にまとめることになります。
はじめの部分で登場人物の性格やいつのことなのかを説明します。登場人物は人間とは限りません、大昔のことでも未来の事でも構いません。想像をふくらませて自分が設定したことが相手によく伝わるように物語を進めていきました。どうして宝島の地図を手に入れたのか、どんな困難があってどのように解決して宝を手に入れたのか、それぞれの児童が工夫して物語をまとめることができました。
物語を書いた後に、班で読み合いをしました。互いに友達の作品のよいところを確認し、班の中で代表の物語を決めました。発表者は作者本人でも他の人でもよいことにして作品発表会を開きました。自分で苦労して考えて物語をまとめたので、友達の設定の工夫や終わり方など感心することも多かったようです。
自分で物語を実際に作ってみると、物語を読むときにも、登場人物の紹介の仕方やどんな事件が起こるのかなど、今まで何気なく読んでいたものがよりはっきりと読むことができるようになると思います。想像したことを表現する楽しさをこの学習で感じてもらえたらうれしく思います。