前回の理科の学習で電気を通す物と磁石に着くものをベン図を使って整理しました。これはタブレットのオクリンクプラスを活用したもので、友達の考えも参照することができました。前回の実験で磁石がクリップを引きつけるかどうかを観察したときに複数のクリップが磁石に引きつけられ、クリップ同士でもついていたものがあったことから、この日の学習では「磁石に近づけた鉄は磁石になるのだろうか」という問いを立てて、実験を行うことにしました。

　実験の前に予想をしました。学級全体としてはやや「磁石になる」と考える児童が多いものの、クラスの意見は半分に分かれました。「磁石になる」と考える児童は、クリップが磁石になったから他のクリップを引きつけると考え、「磁石にならない」と考える児童は、クリップが磁石と接しているのでクリップが引きつけられるのだと考えているようです。

　実際に実験をしてみました。実験方法は、磁石に2本の釘をつけた後に、2本の釘を磁石から離します。このとき、2本の釘が離れたら磁石にならない、ついたままだったら磁石になったと考えられそうです。実験結果は上記の写真の通りです。この結果には児童も驚いたようです。磁石につけた鉄は本当に磁石になっているのかを次回は方位磁針や砂鉄を使って調べてみたいと思います。