3年生算数 「そろばん」の学習2日目
- 公開日
- 2025/01/23
- 更新日
- 2025/01/23
できごと
「そろばん」の学習の2日目になりました。
この日の学習は、「5をつくる計算」「5からひく計算」です。そろばんは5玉1つと1玉4つで構成されます。たした和が1から4までは1玉だけで計算できますが、たして5~9の数になる場合、1玉だけでは計算できません。例えば3+4の場合、1玉3つに4をたさなければならないため、1玉がたりません。そのため5玉を使わなければならなくなります。算数でいう"繰り上がり”のような操作を行う必要があります。そこで、4といくつで5になるのかを考えます。5は4より1大きいので、3+4は3+5より1小さくなります。そのため、そろばんの操作としては3に4をたす場合、まず5玉を下ろして5を加え、1玉を1つ下して1をひくのです。言葉だけだと分かりにくいので式にすると、3+4=3+5ー(5-4)=8ー1=7という操作をそろばんで行うのです。
7ー4のようなひき算も同じように処理します。ひき算の場合には7から5をひいて、4は5より1小さいことから1をたすのです。たし算の逆の操作をすればよいのです。式で表すと、7-4=7ー5+(5-4)=2+1=3となります。このように考えると、1と4、2と3のペアさえ、覚えていれば5をたしたらペアの数をひけばよいし、5をひいたらペアの数をたせばよいのです。
言葉で書くと難しい操作に思えますが、実際にそろばんで計算するとすぐにその操作に慣れます。何題か練習をすることで、たし算やひき算で5玉に”繰り上げ”たり、5玉から”繰り下げ"たりする計算を行うことができるようになりました。次回は最終回になります。次回の学習でもそろばんで計算することにより数の操作の楽しさをあじわってもらいたいと思います。