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3年生理科 「じしゃくのふしぎ」の学習で実験をしました

公開日
2025/01/16
更新日
2025/01/16

できごと

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 3年生の理科で「じしゃくのふしぎ」の学習をしています。この日の学習では、身の回りにある磁石に引きつけられるものと引きつけられないものを調べることで、磁石の特徴について理解することをめあてとして取り組みました。

 前回の学習では教室の中にあるものを磁石を使ってつくかどうか実験しました。教室の黒板や白衣ロッカー、机や筆箱など様々な物に磁石を使づけてつくかどうか一人一人調べてみました。このように身の回りにある多くのものを対象にして調べることで共通して言えることがなんとなく分かってきたようで、どうやら金属は磁石につきそうだということが分かってきました。前回の授業では磁石に「つく」ことを「磁石に引きつけられる」ということも学びました。接着剤などを使って「つく」ということと「引きつけられる」ことを分けて調べることがとても大切で、この用語を区別することでこれからの学習でもその違いを意識して学ぶことができます。実際、クリップに糸を付けて磁石に近づけると磁石にくっつかなくてもクリップが空中で止まったようになります。これこそ文字通り「引きつけられている」状態なのです。物体につかなくても磁石による作用を確認することができます。この意味でも日常的に使う「つく」という言葉と「引きつけられる」という用語の区別が大切なのです。

 今回の学習では、2学期に学習した「電気の通り道」で電気が通るかどうか調べた物を使って調べてみました。調べる際にオクリンクプラスを活用して実験前の予想を立てたり、結果や考察をまとめたりしました。オクリンクプラスを活用することのよさは、ノートに表を書いたり、プリントを貼り付けたりする手間を省くことができて時間を節約することができることだけでなく、カラーでまとめることができるため、実験の予想と結果が合っているのか、間違えた所はどのようなものなのかを一目で把握することができます。また、友達がまとめた結果や考察を見ることができ、自分のまとめを振り返ったり、参考にしたりすることができます。結果はクラウドで保存することができるため、「電気の通り道」のときの実験結果と比べることもできます。これはノートが変わってしまうと比べることができないことを考えるととてもよいことだと考えます。

 実験をしてみると、「磁石に引きつけられる物」は「電気を通す物」とは少し違うことに気付きます。10円玉などの銅や1円玉などで使われているアルミニウムは磁石に引きつけられません。現在使われている硬貨は磁石に引きつけられない金属を使って作られているのです。なぜなのでしょう? また、「電気の通り道」ではスチール缶(鉄)の表面の塗料を紙やすりではがさないと電気が流れないことを学びましたが、塗料がついた所でも磁石に引きつけられることに気付いた児童がいました。これも磁石の特徴と言えるでしょう。実際に下敷きの上にクリップを置いて、下敷きの下から磁石を使づけても、クリップは磁石に引きつけられます。

 このようにして、電気の学習で行ったときと同様に、目に見えない「磁力」を様々な方法を使って「見える化」して、その特徴を調べていく活動や、仮説を立てて実験を行い、その実験結果から理由を考えていく活動はこれからの理科の学習だけでなく、様々な事象を科学的に見たり考えたりする上でとても大切な経験となります。これからも身の回りにたくさんある「不思議」を科学的なものの見方考え方を使って解明していくことで、科学の楽しさやおもしろさを感じていってもらいたいと思います。