3年生の社会科見学の実地踏査に行ってきました その②
- 公開日
- 2024/07/24
- 更新日
- 2024/07/24
できごと
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篠田堀親水緑道を通り、王子マテリア江戸川工場に着きました。入口には「古紙の森 リサイクル推進工場」と書かれています。受付で手続きを行い、事務所に行く途中、「安全絶対優先」という文字が目に飛び込んできました。ここは児童も通る所なので工場で働く方が何を大事にしているかを感じてもらいたいと思いました。事務所の入り口には「江戸川工場洋紙マシン停止記念」の記念碑があります。これは洋紙マシンの停止時まで使われてきた軸受けカバーだそうです。この記念碑に以下の文章が書かれていました。
2000年9月末日ここに洋紙の灯は消えるが江戸川で抄いた紙が本となり
多くの人々に感動を与え、人格の育成と形成に貢献し、親から子へ、子から孫へ
引き継がれ培われた魂は永久に生き続けるであろう
昔は洋紙マシンで、教科書用紙、書籍用紙、辞典用紙、各再生紙を製造していました。現在では洋紙を作ってはいませんが、再生紙の製造を通して創業時の精神は引き継がれているのではないかと考えます。
事務所で社会科見学の打ち合わせをしたのですが、王子マテリアでは積極的に社会科見学を受け入れているそうです。安全第一に児童に見学をしてもらうために様々な配慮をしてくださっています。工場を見学してもらうことで、地球環境を守る取組やみんなの身近な所で再生紙が使われていることなど、様々なことを学んでもらいたいという願いがお話の中から伝わってきました。実際、王子マテリア江戸川で作られている再生紙はお菓子のパッケージ等で私達の生活に密接に関わっています。区内の工場で作られているものが日本全国で人々の生活に密接に関わっていることを見学を通して感じてもらえたらと思います。10月に実施予定の社会科見学が今からとても楽しみです。