3年生算数 2回繰り下げるひき算の筆算を学習しました
- 公開日
- 2024/05/16
- 更新日
- 2024/05/16
できごと
3年生は3桁-3桁の筆算を学習しています。2年生での学習を生かして繰り下がりが2回あるひき算の筆算に挑戦しました。まず、304-128の筆算に挑戦しました。一の位や十の位で引くことができない筆算は昨日までで学習しています。今日の学習は、一の位が引けないために十の位から繰り下げようとしても十の位が0のために繰り下げることができない場合にどうすればよいかを考えることが課題でした。今までは一の位で引けなければ十の位から、十の位で引けなければ百の位から繰り下げることにより計算ができましたが、今回は頼みの綱の繰り下げようとした位の数が0で繰り下げられないのです。実際に考えさせてみると子供の発想は柔軟で、それならば百の位から繰り下げればよいことに気づきました。この筆算の仕方を自分の言葉で説明することができました。では、この筆算を式で表してみるとどのようになるのでしょうか。304-128=(300+4)-(100+20+8)=(300-100)+(0-20)+(4-8)=(200-100)+(100-20)+(4-8)=(200-100)+(90-20)+(14-8)=100+70+6=176という長い式になってしまいました。こんな長い式で表さないと説明できないことを子供達は筆算で行っているのです。1年生からの積み重ねはとても大切なことだと実感します。たし算やひき算では、繰り上がりや繰り上がりの意味を理解し、正確に計算ができるようになることが課題になります。ここで学んだことは3年生で学習する3桁×2桁のかけ算の筆算や4年生で学習するわり算の筆算などでも必要となります。さらには、高学年で学習する小数のかけ算・わり算の筆算でも必要になってくるのです。このように考えると、6年生で学ぶことの多くはそれまでの学年の学習の積み重ねた結果だということが分かります。例えるならば、足元を見ながら登山をして、ふと風景を見たら自分は高い所まで登ってきたことに気づく、そんな感じでしょうか。その一歩一歩を大切にして、これからも学習を進めていきたいと思います。