職員室にまで流れて来てのは、ただならぬ熱い空気感。何が行われるのか知らぬ状況ながら、私の足は自ずと砂場へと向かっていた。そこには、幅跳びの記録会へ臨む６年生が集合しており、どうやら、とてもいい場面に居合わせることができたっぽいぞ。ラッキー！

　砂場を取り囲む女子の熱い視線を浴びながら、男子の挑戦が始まるらしい。のっけから全身全霊で跳ぶシーンが展開し、歓声や拍手で盛り上がる応援団が最高！　自分自身との勝負であることに間違いはないが、仲間の健闘を後押しするような周囲の温かさにふれ、より記録が伸びていくのだろう。こういう集団って、たまらなく好きだな。