「ウィンタースクールに行かれなくなっちゃったから、せめて遠足には行きたいんですっ！」
今朝、顔を合わせた５年生が、心情を吐露していました。緊急事態宣言延長の動向に、半ば諦めつつも、かすかな希望を捨てずにいる様子が、痛いほど伝わってきました。そりゃそうだよなぁ、誰もが思うところでしょう。

　朝の会で担任の先生が、神妙な顔つきで切り出しました。
「もうみんなも分かっていることと思いますが、遠足は・・・」
教室内に漂う絶望感と重い空気に、子供たちの表情も曇ります。最後の最後まで、コロナ禍に翻弄された一年になってしまいました。

　と、綴って終わるところでしたが、
「江戸川区からお許しが出ました」
という、思ってもみなかった決定が告げられたのでした。その瞬間の子供たちです。