経営案

令和7年度経営案


  1.目指す幼稚園の在り方

   令和4年に発足したこども家庭庁では、「こどもまんなか社会」の実現にむけて社会全体で子どもの権利を保障し、家庭を含めた支援と    

  支え合う社会をつくる方針が示されました。また「2030年の江戸川区 SDGsビジョン」は、「誰一人取り残さない」を理念とするSDGs

  を達成することは、江戸川区の「ともにいきるまち」の理念を実現することにもつながるとあります。

   今年度、船堀幼稚園は59年目を迎えました。園長が変わり、副園長不在という新体制のスタートです。教員の減少、各学年単学級保育

  園児数の減少、多様化する幼児や保護者への対応等課題はさまざまです。

  しかし、船堀幼稚園には豊かな環境、質の高い教育力、そしてそれぞれの職員の仕事における責任感の強さがあります。地域や学校応

 援団など、園の教育に賛同し、支えてくださる方々もたくさんいます。

  子どもたち一人一人のよさを認め、心も体も健康な「ふなぼりーと」をみんなで育てるために、保護者も含め子どもに関わるすべての 

 人が、自己の力を発揮し、研鑚し合い、成長を喜び合えるようにしていきましょう。

  

  2.本園の教育目標 

   心も体も健康な船堀の子どもを育てるために、次の目標を設定する

・元気な子ども・・・健康な心と体を育てる

・明るい子ども・・・自発性や主体性を育てる

・考える子ども・・・思考性や創造力を育てる

・思いやりのある子ども・・・社会性や豊かな心を育てる

 

  3.教育目標を達成するための基本方針 ~5つの育を通して心も体も健康な「ふなぼりーと」を育てよう~

  ①   足育(あしいく) ・・・健康な体を育てる

 今や船堀幼稚園といえば「足育」。幼児期に自ら体を動かすことは、健康で明るい生活を展開する基礎づくり。 保護者に幼児期の足育の大切さのアピールを続けよう

  ②   心育(ここいく) ・・・健康な心を育てる

 「豊かな自然」「時期、発達に応じた環境」「人」との関わりから、何事にも興味関心をもって関わり、失敗を恐れずチャレンジすること 

 で、たくましさ、しなやかさ、相手を思いやる優しさをもてる子どもを育てよう

  ③   遊育(あそいく) ・・・遊びから育てる

 多様な遊びに出会い、意欲的に取り組む経験を通して、自己決定、自己発揮、自己肯定感といった小学校以降の学びの基礎 

 となる力を育くもう

  ④   食育(しょくいく)・・・食で育てる

 食に対しての興味関心をもたせることは、健康な体を育てる事にもつながります。まずは生活リズムを整えることが安定した園生活を 

 送るための基本となることを保護者に啓発しよう

  ⑤   共育(ともいく) ・・・幼稚園・家庭・地域・教職員みんなで育てる

 園の教育は、教職員他保護者(PTA)、子育てボランティア、学校応援団等、園に関わるすべての方々に支えられています。子どもの成

 長のため、力を尽くしていきましょう。


4.今後の園経営のポイント 

☆地域の幼児教育施設、小学校等との連携・・・公立園の専門性と公的役割を意識した活動を進めます

☆園児数確保・・・親子広場あいあいを中心として、見学説明会、フリーデーの実施から、地域にむけて

園の魅力のさらなるアピールを続けます

☆園内環境、施設、設備の安全、安心への意識を高める

・・・子どもと保護者が安心して生活するための基本。気づいたことは互いに声を掛け合い、即対応!

☆服務の意識、改善・・・公務員としての守秘義務、勤務規定、書類管理の徹底を意識します