校長挨拶「余韻が残ったクリーン作戦」(4/21)
- 公開日
- 2018/04/21
- 更新日
- 2018/09/14
できごと
葛西中の皆さんが2年間お世話になっている清新町。1年生は1年間、2、3年生は2年間、この清新町で学校生活が行われます。今日のクリーン作戦、心を込めて行ってください。
校長先生は清新町地域の皆様といろいろな場面でごあいさつをし、いろいろなことが話題になります。葛西中学校が旧清新第二小学校に2年間移転することが決まった当時、清新町の地域の人々には、戸惑いがあったようです。しかし、一年前に中学校の生活が始まり、清新町の地域の皆様はすぐに葛西中の生徒を清新町の中学生として歓迎してくださったと聞きました。それは、葛西中生徒の日々の活動の様子が、若者らしくはつらつとしていたからだそうです。
そして、いつも話題になるのは葛西中の生徒の皆さんが来年度は中葛西に戻ってしまい、清新町からいなくなってしまうことに、とても寂しさを覚えるとおっしゃいます。それだけ、葛西中の生徒の皆さんが地域の方々に評価されているということなのだと思います。
さて、今日は学校周辺を広範囲に清掃します。清新町や臨海町の地域の人々が皆さんの活動の様子を見てくださると思います。皆さんの学校生活は地域の人々に好意的に評価されていますから、今日、行うボランティア清掃の様子を地域の方々が見て、皆さんに対して感謝の気持ちをもつことでしょう。皆さんに声をかけたい気持ちになるのではないかと思いますが、同時に、見知らぬ大人から声をかけられたらびっくりさせてしまうだろうとも思い、声をかけることを遠慮するのではないでしょうか。
そこで校長先生からの提案です。それならば、これから行う清掃活動中に地域の方々にお会いしたら、思い切って自分たちから「こんにちは」と、あいさつしてみたらいかがでしょうか。思いがけず中学生からあいさつしてもらったことは、心温まる交流としていつまでも皆さんのことを覚えていてくれるはずです。また、生徒の皆さんにとっても、このクリーン作戦がすがすがしい思い出として心に残ることでしょう。
この後、地域清掃が完了することによって、2年間行った清新町・臨海町でのクリーン作戦が終了します。来年、皆さんは新しく完成した中葛西の校舎に戻ります。清新町校舎から葛西中生はいなくなり、地域の方々は寂しい気持ちになるかもしれません。来年の今頃は、今日と同様に緑道の桜の木々は葉桜になり、路面には咲き終わった桜の名残が散らばっていることでしょう。その時、地域の皆さんは、昨年は葛西中学校の生徒の皆さんが地域清掃をしてくれたなぁ、と皆さんのことを懐かしく思い出すのではないでしょうか。
今日、皆さんが行うクリーン作戦は、一年後の今頃、地域の皆さんの心の中に思い出としてよみがえると思います。ですから、今日、地域の方々に「こんにちは」とあいさつする言葉は、余韻として地域の方々の心の中に響き続けるのです。